硫化水素自殺は迷惑行為
「横浜市青葉区のマンションで高校生が洗剤等で発生させた硫化水素を使って自殺を図った。付近には硫黄のような臭いが漂い、住民50人が避難した。その後消防が一軒一軒安全を確認した後、帰宅した。」との記事が載った。
驚いたのは、化学反応させる方法や、自殺指南が書かれた「自殺サイト」についての噂があることだ。本当だとしたら、そのような非道徳的サイトは徹底的に排除する事を関係者にお願いしたい。
マンションは建築基準法がいうところの「共同住宅」だから、何かが起こった場合、その家だけのことで済まされない事になる。今回のことでも、パイプシャフト等を通じて上階から下階に、あるいは他の要因も重なって毒ガスが隣家に拡散する事が推測される。当然建物内の住民は避難を余儀なくされ(→直接的迷惑行為)、消防による安全確認が終わるまで自宅に帰れない。(→直接的迷惑行為)
次に、当該マンションは「△△△マンション」という有難くない別称をつけられ、評判が地に落ちる。宅建業法の重要事項説明書に特記されると資産価値の低下をまねくことになる。(→間接的迷惑行為)こちらの経済的損害は誰も救済してくれない。
一般に、マンション住民に求められる事は、他者に対する気づかい、思いやり、配慮といった優しい言葉に代表される態度と自己責任ならびに公に対する参加意識だ。今回のような高校生にそうした事を求めるの難しいかもしれないが、少なくとも区分所有者はこうした事をきちんとわきまえていなければならない。
同様の事件が横浜市栄区、札幌市、松戸市のマンションでも発生しているという。こうした行為は家族、親戚、友人そして名前は知らないが同じ建物に住んでいる大勢の人達に迷惑をかけるということに気づいて欲しい。「危険、硫化水素発生中。絶対に開けないで」などという張り紙を教えるのではなく、「迷惑行為は絶対してはいけない」と教えるべきだ。

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