掲示板の使い方
広報PRは管理組合にとって重要な仕事である。区分所有法上の管理者が組合員や占有者に物事を周知する手段としては、①居室や届出があった住所へ配付する②共用部に設けられた掲示板を使う③回覧板を活用する④広報紙を利用する⑤インターネットを利用するの五通りある。
一般的な管理組合では、(法で定められた事を除き)情報の重要度に応じて配付、掲示のどちらかを選択し、最重要事項については同時使用したりしているようだ。
ところで、管理会社(又は親会社)が、自社の営業チラシ(不動産仲介)を管理組合の掲示板に掲出しているケースを見かけるが、この行為は管理組合運営上適正といえるだろうか。
結論から言うと、特定の私企業の営利目的手段の片棒を担ぐことになる行為は、「公正・公平」の原則にも反するから、不適正な行為というべきである。
標準管理委託契約書では、事務管理業務の一部として、「理事会議事に係る助言、資料の作成」を規定しているのだから、(営業チラシ掲示:理事会承認済み)だとすると、(理事会に適切な助言をしなければならない者が)不適切な申し出をして、管理者等の信頼を裏切っているように見える。これは、商道徳や契約不履行ということにも関連する事なので問題は更に複雑化する。
適切な助言を行うべき管理会社が、管理者等の勉強不足につけ込んで(組合員サービスとか詭弁を弄して)ミスリードを誘発させてでも自らの利益を追求しようとする姿勢は、決して容認してはならない。
